間違えなくても、
うまくいかないこととか、
どうにもならないことって、あるよ。
(再会、重松清)
正しければ、
いつも成功すると思っていたら、
ショックを感じさせられる時が、
きっと、たくさんある。
間違っていたから、
失敗したというのも、
違うというわけで、
結果だけを見て、
正しかったか、正しくなかったか、
を考えるのは、ナンセンスかもしれない。
これは、
選択の方からアプローチしても、
結果の方からアプローチしても、
同じことが言えるんだろうと思います。
自分は正しいから、
絶対にうまくいく。
うまくいったから、
自分は正しかった。
どちらも、何か足りない。
同じように、
あの人は間違っているから、
絶対にうまくいかない。
うまくいかなかったあの人は、
やっぱり、間違っている。
これも、足りない。
正しかった、
間違っている、
と感じているのは、
その時の自分の思いたい方向を
表している感情にすぎないかもしれない。
そして、そこに、
結果という付録を
もってきていることもある。
自分が正しい、
正しくないと思っていること、
そんなに重く
とらえる必要がない時もある。
そんな気がします。
特に、他人を責めたくなっている時には。
(参考)再会(重松清)
No.3411