人は時として自分に何の落ち度がなくても…

人は時として自分に
何の落ち度がなくても
苦しい場面に立たされることがある。
逆に、たいした努力もしていないのに、
幸運な出来事が訪れてくれることもある。

意味を考える必要はない。
今できる最善を尽くすか、
心から感謝するか、それだけ。

(皆川修一)

自分の身に降りかかっていることについて、
考えて、すぐに意味が分かることもある。

しかし、ほとんどは、
複合的なことになっていたり、
意味なんてないこともある。

意味を無理に当てはめて、
人を脅そうとしたりする人もいる。

世の中、そんなにスッキリと
分かることだらけじゃない。

むしろ、ハッキリと分からないことの方が多い。

それでも、生きていかなくちゃ
いけないわけだし、

いろんなことの意味が、
ずーっと後になって
分かってくることもある。

しかし、その「ずーっと後」を
ただ待っていたところで、
時間の進みは、ちっとも速くならない。

人間の時間の進みが速くなるのは、
できる限りのことをしている時か、
運命の荒波に流されて
色々な場面に遭遇させられている時か、
そのどちらかもしれない。

できる限りのことに集中することって、
意外と、たいへんなんですよね。

ふと考えてしまうと、

どうして?

なんで、私だけ?

みたいなことを思ってしまうから…

もちろん、明らかに、
自分に原因があることもあるけど、
その先からは、最善を尽くすことに
集中するしかない点は同じなのだ。

(参考)くじけないで(柴田トヨ)

No.3631


こころの処方箋(河合 隼雄)

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