一目惚れは恋なんかじゃないよ。…

一目惚れは
恋なんかじゃないよ。
発作だよ。

(東京物語、奥田英朗)

一目惚れは、覚めてしまえば、
なんのことはない感情になっている。

しかし、惚れた瞬間には、
どうしようもなく、感情も行動も、
そこに集中してしまっている。

やっぱり、発作だ。

一目惚れも、
ほかの惚れ方でも、
だんだん冷静になっていった時に、
どういう感情が残るか。

そんなことが
わかっていたら、
発作をモチベーションとして
行動することなんてないだろうけど、

ある意味、一目惚れで
行動してしまうことがあるから、
人間のくっついた、離れた、
っていうのは、いろんな出会いを生んで、
面白くなるんだと思う。

それに、
その発作を生む人間の感情は、
必ずしも、みんなが同じセンサーを
もっているわけじゃないから、

感度の良さ、方向性が、
人それぞれに違って、
行動も変わってくる。

一目惚れで、
誰しもが成功するわけじゃないけど、
みんなが失敗するわけでもない。

人に対する一目惚ればかりでなく、
モノや会社、風景、そのほかに対する一目惚れも、
きっと同じなんだろうと思います。

欲しい、行きたい、
と思った感情が
ずーっと続くとは限らず、
続かないからダメとも言い切れず、

一目惚れから
発作的な部分が
取り除かれてきた時に、
残されて見えるものが、
いいものであれば、
それはそれで最高の出会いなんじゃないか、
と思ったりもします。

一目惚れはしよう! でも、
それだけに流されないようにもしよう。

(参考)東京物語(奥田英朗)

No.3739


こころの処方箋(河合 隼雄)

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