奇跡というものが
この世にあるのなら、
それをおこせるのは、
ただ神にすがり、
祈る者ではなく、
こういう決断ができる者
ではなかろうか。
(蒼路の旅人、上橋菜穂子)
奇跡を起こせる人は、
新たな行動の決断ができる。
奇跡を起こせなかった行動でも、
それをしている方が安心だから、
ということでただ続ける人はいる。
もちろん、
ちょっとずつ変えながら、
不断の努力をする人もいる。
それが結果的に、
奇跡につながることがどうかは、
分からない。
けれども、
必要な時に、
新しい行動を決断できない人には、
奇跡は起こらないんじゃないか、
と思われる。
口では、
起きるだろう「新しい奇跡」を
いくらしゃべったとしても、
それを願ったり、祈ったとしても、
行動が何も変わらなければ、
新しいことについて
どれだけ語ったとしても、
何も変えることなどできない。
今日何か新しいことを決心し、
今日から始める。
明日すぐに奇跡が起きなくても、
それを続けてみる。
そのうち、
続けることが苦痛でなくなり、
それでも奇跡が起きなかったら、
また新しいことを何か加えてみる。
そうやって前進することが、
奇跡を起こす秘訣なのかも。
(参考)蒼路の旅人(上橋菜穂子)
No.3757