金が絡んだ時にその人の人間性がいちばん…

金が絡んだ時に
その人の人間性がいちばん
見えるのではないでしょうか。

ほとんどの人は金に負けるのですが、
ごく一部に金に負けない人がいる。
僕はそれが
純粋な人間ではないかと思うのです。
各業界で一流といわれる人は
皆そうだと思います。
なぜかというと、損得で考えたら
できないはずのことをするからです。
損得でやらないから
その人は天才だといわれる。
多くの人も努力はしますが、
損だと思ったらやめてしまうのです。

(達人に学ぶ「知的生産の技術」、土井英司)

今考える損得が、
未来でもそうなのか、というと、
なかなか予想できるものじゃない。

それでも、人間は、
それなりに未来を考えて、
これは未来でも得だ、
みたいな結論を出して、
目の前の得に手を出そうとする。

本当は、
目の前の得に
目がくらんだだけだとしても…

たとえば、
目の前の得ということを考えた時に、
老いた親の面倒を見ることから逃げることは、
間違いなく「楽」だし「得」のように思われる。

けれども、
それを見ていた自分の子供たちも、
同じように、親である自分の面倒から
逃げたとしたら、あの時の決断が、
得だったか、損だったかは、
考え直すことになるかもしれない。

もちろん、
自分も捨てられるのを覚悟で、
その決断をしたんだし、
孤独死こそが本望だなんて、
潔い人もなかにはいるだろう。

そういう潔さがなくて、
「あ、そういうつもりじゃなかった」
と言い訳をするのを選ぶ人は、
いつまで経っても、いろんなことに
負けることになるだろう。

損得にかかわりなく、
選べること、決められることが、
人生には1つくらい欲しいものだ。

(参考)達人に学ぶ「知的生産の技術」(土井英司)

No.3790


人生の短さについて(セネカ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です