…それは「ひとつだけ」のこと。…

人生は、ひとつのことだけで
成り立っているわけではない。
ひとつのことだけで
決まってしまうわけではない。

だから、
うまくいかないことがあっても
それは「ひとつだけ」のこと。
おぼえておきたいのは、
うまくいかないことがあっても
つぎがある、ということ。

(ハートブック、廣瀬裕子)

大切なことが、
はっきりと1つしかなければ、
それに集中できそうな気がする。

けれど、
そういう人生じゃない。

その1つと向き合って、
最初から最後まで、
人生がうまくいけばいいけれど、

向き不向きがあることを考えれば、
うまくいかないこともあるだろうし、

何十億といる世界の人々が、
みんなでたった1つのことだけに
向き合うことになったら、
競争率が高くて大変だろう。

人生は、たった1つのことで、
終わりまで決まるってことはない。

いくらそう思い込んだとしても、
自分の人生に、
ほかの要素が入ってくることを
止めることはできない。

人生は、いろいろと
移り変わっていくのが当たり前。

1つのことがうまくいかない
からと言って、それで
すべてを投げ出すことなどせず、

反対に、
1つのことがうまくいったからとて、
ほかも大丈夫だと安心したり、
油断しすぎることなく、
生きていったほうがいい。

1つのことに、
とらわれすぎないことが、
やっぱり大切だ。
次があるから。

(参考)ハートブック(廣瀬裕子)

No.3958


人生の短さについて(セネカ)

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