正直な気持ちがあったとしても、…

正直な気持ちがあったとしても、
それが伝わらないということは、
残念ですがよくあることです。

正直でありさえすれば
何を言ってもいい、という誤解が、
そんな失敗を引き起こしてしまうのです。
それが自分にとって正直な気持ちだから、
といって正論を振りかざすのは危険です。

(初対面の教科書、おちまさと)

自分の正直な思いを、
言い放ったほうは、
たしかに気分がいい。
スッキリする。

それを知りたいと
思っていた相手にとっては、
とても喜ばしいことだろう。

しかし、言われて
しょうがないこともある。

知りたくもない、
正直な気持ちを言われて、
困ることもあります。

たとえて言えば、
目の前でいきなり服を脱いで、
腹にあるキズを見せられたような
気分だろうなぁ…

ほら、見て、見て、みたいな。

「ああ、そうですか」
としか言いようがない。

もちろん、
言われて相手が気づいて、
なるほどそう思っていたのか、
ということで次の行動が
出てくるなら悪くない。

でも、みんながみんな、
正直な気持ちを言って、
自分をさらけ出すことが
ベストとは限らない。

自分の内面を見せることが、
全体にとって益となる、
自分が動けるようになる、
相手の行動を決める大切な要素だとか、
そういうことが必要な気がします。

正直な気持ちは、とても大切だ。
でも、相手がそれを
受け入れやすいよう、
準備することも、
同じように大切な気がします。

(参考)初対面の教科書(おちまさと)

No.4108


「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です