やりがい…

もし今の自分の仕事に
やりがいを感じないとしたら、

それは不幸なことではなくて、
むしろチャンスなのだ。

(超思考、北野武)

始めて間もないうちに、

やりがいがないから、
やめました。

…では、
あまりにも芸がない。

それは、まるで、
「イヤになったので
 やめました…」
をカッコよく言っているだけだ、
と思われてもしょうがない。

本当に、そうなら、
自分の心のなかで
思うだけにして、

やりがいのある次のことを見つけ、
そこに全力を注ぐことで、
やりがいをもって励んでる姿を
見せるくらいのことが必要だと思う。

そうでなければ、
ほかの人には、
その「やりがい」が
理解されることはない。

別に、理解されなくていい、
と言うのなら、最初から、
「やりがい」なんて言葉は
使わないほうがいいのだ。

人は、知らず知らずのうちに、
なにかの理由を言うとき、
自分の理由を正当なものとして
言っている傾向がある。

ウソでも、
「自分が未熟で」
とか言うのなら、
正当化しているようには見えない。

けれど、
「やりがい」とか「人間関係」とか
そんな言葉を使い出した瞬間から、
理由は自分の内部から離れて、
自分の外部のせいにしているように
見えてしまうこともある。

そもそも、やりがいは、
後になってついてくるもの。

最初に「ない」からと言って、
がっかりすることではない。

心のなかで、
やりがいがないと思ったら、
やりがいを作れるチャンスなのだ。

今の場所であれ、
別の場所を探すのであれ、
やりがいを作る方法を早く
見つけたほうがいい。

(参考)超思考(北野武)

No.4225


こころの処方箋(河合 隼雄)

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