次に同じようなことがあったら
今より巧くやれるようになる、
そのために最初に蹴つまずくのが
俺たちの仕事なんだ。
(海の底、有川浩)
だれもが成功したい。
けれど、だれかが、
その成功の前に
失敗をする役割を
負わなければいけない
ってこともあります。
それは、
自分のなかだけで
こなされる場合もあるだろう。
あるいは、
家族のなかだけで
引継がれていく失敗も
あるぎかもしれない。
はたまた、
世代を越えてのこと、
世紀をまたいでという
スケールの大きな失敗も
あるに違いありません。
いずれにしろ、
つまずくのが役割
っていうことはあるのです。
つまずくのは
カッコ悪い、嫌だ、
ってことで逃げれば、
今の自分はいいかもしれない、
けれど、未来の自分、
未来の誰かにとっては、
ロスになってしまうのです。
失敗する役割だ、
って受け入れてしまえば、
意外と楽なもんです。
三人娘に、
その時々の私のレベルに応じて、
少しばかり、
卓球を教えてきたのですが、
やっぱり、長女、次女では、
教え方にミスがあったな、
と思うことを、三女に
正しく教えられている
ってことはあります。
失敗があったから、
それが出来るんですよね。
(参考)海の底(有川浩)
No.4428