選択肢が多ければ多いほど、…

選択肢が多ければ多いほど、
いろいろな可能性がある
ということになるが、
そのぶん、迷いや後悔は多くなる。

(大局観、羽生善治)

昨日は、高校生娘らの
卓球大会があって、
朝から夕方まで一日中、
試合を見ていました。

スポーツの対戦って、
相手が何をしてくるか、
どんな作戦で戦ってくるか、
分からない時には、
自分の戦い方が
決めにくくなります。

1つの作戦しか
持っていない人には、
自分の戦い方も決めやすい。

けれど、
いくつもの作戦を
持っている人に対しては、
対応が難しくなります。

相手の作戦を知る、
向き合う物事の情報を知る、
っていうのは似ています。

人は迷う。
考えれば考えるほど、迷う。
考えないで決めてしまうと、
後になって後悔する。
迷いも、後悔も、
人からは遠ざかってくれない。

同著には、こんな言葉もありました。

「今は情報があふれるほどあるため、
 選ばなかった選択肢に関しても
 多くのことを知ることができる。
 そのぶん、我々は
 後悔しやすい環境のなかで
 生きているのだ。」

情報が増えれば増えるほど、
それに付き合わされる時間が増えて、
考えをまとめる、絞り込む時間は減ってく。

そうやって決めたことの中には、
余計な情報に惑わされて
後悔することになる結論も出てくる。

選択肢、可能性の多さに対応できず、
迷いと後悔が増える羽目になるわけです。

そうならないように、、
自分が処理できないほどの、
情報の集めすぎには、要注意だと思う。

(参考) 大局観(羽生善治)

No.4587


こころの処方箋(河合 隼雄)

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