生きていれば、
さまざまな
悪いことが起こります。
しかし、何かあったときには
最終的にプラスになるように
考えるしかないのです。
プラスになる、というと
得をするというふうに
思うかもしれません。
そういう意味も
含んでいないわけではないけれども、
この場合、
むしろ人生が完成する、より成熟する、
より良い答えになるということです。
(復興の精神、養老孟司)
今の自分にとって、
分かりやすい「いいこと」が
起こらないと、
すぐに、
不幸だー、最悪だー、損したー、
とか思ってしまうクセを
人間は持っているように思います。
人生、なんでも、
分かりやすかったら、
どれほど、ありがたいか。
けれど、
それほど楽には出来ていない。
人生はシンプルだけれど、
ちょっとだけ忍耐が必要です。
今いいと思えることが、
後でも「いい」とは限らない。
今は最悪だと感じることが、
後になってからも悪いことだとは
言い切れない。
その時々の出来事が、
自分の完成につながっていくだけ。
それだけのこと。
1つ1つのことに、
ラベルを貼り付ける必要はないのだ。
もっと気楽に、
自分の成長、プラスを
眺めていけたら幸いだ。
(参考)復興の精神
No.4613