自分の願い…

君はまだ、自分の願いが
わからないのかもしれないな。
自分が何をしたいのか、
自分に何ができるのか、
自分が何をすべきなのか、君にはまだ、
そういうことがわからないのかもしれない。

だけど心配はいらないんだぜ。
そんな君だからこそ、
行ける場所があるんだ。
今わからないってことは、
未来の歩幅をひろげてくれる。
わからないからこそ、君は進む。
そんな君にしか
辿り着けない場所があるんだ。

(星に願いを、月に祈りを、中村航)

わからないよりだったら、
わかっているほうが安心です。

けれど、
わかったと思った瞬間から、
見逃してしまうこともある。

そして、
その見逃しによって、
可能性が狭められることも多い。

人に対する理解なんかは、
その最たるものだ。

第1印象、第1印象、
と言われるけれど、

それだけで「わかった」気になると、
人を誤解したまま、
付き合うことになってしまうだろう。

第1印象で、
50%のことがわかったとしても、
残り50%にも、
大切なことがあるのだ。

本書には、こんな言葉もある。

「君はいつの日か、
 君が本当に届けたい人に、
 本当に届けたい何かを届けるんだ。
 君はいつの日か、本当に届けたい人に、
 本当に届けたい思いを届けるんだ。 」

自分に何ができるか、
相手に本当に必要なものは何か。

今すぐ、すべて分かるとは限らない。

(参考)星に願いを、月に祈りを(中村航)

No.5595


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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