人の命は…

人の命は
「三つのつながりによって守られている」
と思っています。

その三つとは
「人と人のつながり」
「人と自然のつながり」、そして
「体と心のつながり」で、
この三つのつながりが一つでも切れると、
人間は生きづらくなると感じています。

(生きる力を磨く66の処方箋、鎌田實)

ケータイやスマートフォンで、
人と人のつながりばかりを
大切にして、

ほかのつながりを忘れていると、
思いがけないことが起きて、
その大切さを気づかされたりします。

自然災害や事故、病気など、
これは誰にも避けがたいこと。

生きている以上は、
いつか、どこかで、必ず遭遇する。

つながるのが自由な、
新しいことにつながるのは、
なんだかワクワクして楽しい。

一方、
つながっていないといけない、
束縛感のある古いものからは、
できる限り、逃げたい。

けれど、
逃げられないものもある。
自分の体なんか、
いい例だ。

一秒一分、
着実に古くなっていくけど、
古くなったからって、
入れ替わることはできない。

古くなっていく体とのつながりを大切にし、
その体の状態で決まってくる時間の長さも
大切にしながらも、
不便さや、不都合をも楽しんでいくしかない。

それは、人とのつながり、
自然とのつながりにも、
同じことが言えるだろう。

ささやかでもいいから、
つながってることを大切にするべ。

(参考)生きる力を磨く66の処方箋(鎌田實)

No.5689


こころの処方箋(河合 隼雄)

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