みんな「この人とだったら幸せになれる」
と思って結婚しようとするんだけど、
それはよしたほうがいい。
なんない、そんなの。
でも
「この人とだったら
不幸せになってもしょうがないか」、
そう思って一緒になったら、
そのあと不幸せになっても
「俺たち失敗したなぁ」
って言いあえる。それは強いですよね。
(二十歳の君へ、糸井重里)
きっと、幸せになれる、
という努力の方向性はあるだろうけど、
ずーっと幸せを感じられる、
ということはないと思う。
幸せだとしても、ところどころでは、
いろんな問題、トラブルがあるはず。
たった1つの問題くらいで、
「こんなはずじゃなかった」
なんて挫折感を感じていたら、
とてもじゃないけど、
その先は生きていけない。
だから、
幸せでスタートすることよりも、
不幸だと思える出来事に出くわした時に、
テキトーに受け流すとか、
すぐに忘れるとか、
根本から解決するとか、
そのどれでもいいんだけど、
やれる能力がないといけないんだな。
幸せなカップルたちは、
こんなに幸せなのは、
自分たちくらいだなんて思って
スタートするかもしれないけれど、
現実は、ほとんどの人が、
スタートは幸せ感に満たされている。
あんまり珍しいことじゃない。
いっしょになろうってくらいだから、
幸せ感に満たされていて、
当たり前なんだよ。
問題は、その後なのだ。
幸せ感が消えた時に耐えられるか。
(参考)二十歳の君へ(糸井重里)
No.5727