そんなことも知らないで、…

そんなことも知らないで、
リスクの高い安売りなんか
しちゃダメよ。

安売りはバカでもできるけど、
バカが一番やっちゃいけない売り方なのよ。

(お客の心が読めるメガネ、竹内謙礼)

これだけ安く
売っているんだから、
感謝してもらえるだろう、
って考えは、
失望に終わることが多い。

安く買った側は、
「安く」という部分は忘れるが、

「買った」という自己負担の
部分だけは忘れないからだ。

なにか不都合が生じた場合は、
高い買い物と同様に、
言いたいことは言う。

安い買い物をするくらい
ケチな性分だという場合もありえるから、
ひどいクレームになることだってあるだろう。

だから、
安く売るくらいなら、
「責任はとりません」
と宣言して無料にした方がいいのかな?

そもそも、
安く売らなくちゃいけないくらい、
価値が薄まっているなら、それで
少しでも儲けようという考えこそが、
危険なのだ。

場合によっては、
無料にすることすら
危険かもしれない。

そういうことを考えると、
ボランティアも同様かな。

善意でやっていることも、
それを受けている側は、
「お客様」気分で当たり前になり、

それがなくなると、
文句を言い出す。
「今までありがとう」もない。

人は、それ相当の代価を
払ったほうがいいのだ。

(参考)お客の心が読めるメガネ(竹内謙礼)

No.5725


こころの処方箋(河合 隼雄)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です