思い出が…

思い出が
悲しいのではない。

思い出を
美化するから、
悲しいのだ。

(失恋おりがみ、秋元康)

あの時が
一番幸せだった。

あの時が
一番輝いていた。

あの時が
一番うまくいっていた。

そんなふうに
決めつけてしまうから、
今が味気なくなる。

今のために、
がんばろうという気持ちも
薄まってしまう。

そんなことはないのだ。

過去は過去。

必要以上に、
右肩上がりの「喜び」を
期待してはいけないと思う。

その時その時に、
味わえる喜びのレベルに
感謝して、楽しめたほうがいい。

過去の喜びレベルと比べて、
「あの時の方がよかった」
と言ったところで、
なんの得にもならない。

時は流れているのだ。

今の状況が苦しいならなおさら、
その状況で味わえる喜びを
楽しんだ方がいい。

喜べることがあるだけ、
まだ幸せなのだから。

そうしないと、
それを失ってしまうまで、
それがどれだけ大切だったか
知らない人間になっちゃう。

(参考)失恋おりがみ(秋元康)

No.5747


道は開ける(ディール・カーネギー)

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