子どもっていうのは、
出し惜しみしないから
いいんだよな。
自分の持ってる力を
余すところなく使うだろ。
自分たちはせいぜい
六割程度だものなあ。
あんなふうに一生懸命に、
ぜんぶの力を見せつけられると
感動しちゃうよなあ。
(かっこうの親 もずの子ども、椰月美智子)
持てる力をすべて
出し切るというのは、
損得勘定しない
ってことかもしれない。
ここで出したら損だ、
これくらいの力で十分だろう、
なんてことを考えながら、
力を加減しているうちに
チャンスを逃すこともあるだろう。
損得勘定している時ほど、
損が多くなり、
得が少なくなったりする。
ここだ、と決めたら、
力いっぱいに注ぎこむ。
ぶち当たってみる。
手加減、損得勘定はしない。
損得勘定して、
うだうだと時間を
遊ばせているよりも、
行動してみて
結果を早く見たほうがいい。
時間はどんどん進む。
全力を出しちゃ
もったいないと思っていた、
自分の力なぞ、
全力を出しても、
かなわなくなっている事実に
出会うことだってあるんだ。
子供のように、
手加減しないでぶち当たる。
そんな瞬間があってもいい。
No.5758