ふつうの人が練習するときには、
楽にできることに集中したがる。
エキスパートの練習はちがう。
それはうまくできないこと
– あるいはぜんぜんできないこと –
をやろうとして、相当量の
集中した継続的な努力をおこなうのだ。
(非才![エリクソン]、マシュー・サイド)
本番で、
うまくいくようにする
という練習なら意味がある。
しかし、練習で、
うまく見えるように
という練習ばかりしていると、
あんまり意味がない。
うまく見える練習は、
心を穏やかにしてくれる。
葛藤もストレスも、
あまりない。
ということは、
自分のなかに潜んでいる力を
何一つ引き出そうという効果がないこと。
成長したいなら、
慣れてること、出来ることばかりを、
やっていてもしょうがない。
ギリギリの力が出るところに、
絶えず挑戦していないと
成長は見えない。
そして、
本番というものは、
だいたいにおいて、
環境的に厳しかったり、
一生懸命な敵がいたりして、
練習どおりのシチュエーションは、
めったに出来ないことが多い。
それなのに、
やりやすい練習だけ
繰り返していても
自己満足になるだけで、
しょうもないのだ。
ちょっとでも、
ギリギリのところに
挑戦すること。
これが大切だ。
(参考)非才!(マシュー・サイド)
No.5821