すべての道を断たれて、
そうなって初めて
見える道もあるってことだ。
戦略を捨てる道だ。
自分たち以外の世界を
信じてみる道だ。
(64、横山秀夫)
まだ道がある、
方法がある、
手段がある、
助けてもらえる当てがある、
お金がある、
「あるある」尽くしの時には、
絶対に開かれない扉がある。
ホントに、そう思います。
もっと早く見つけていれば、
もっと楽できたのに、
と考えることも多いですが、
そこまで追い込まれてみなければ、
ここには辿り着けなかっただろう、
という自覚もあって、
改めて、面白いもんだと納得します。
本気で学んだり、
本気で動き始めたり、
本気で人に頼ったり、
みんなみんな、
本気になるのは、
ギリギリのところになってから。
いま居るところ、
いま進んでいる道だけに
しがみつかず、
新しい道を信じてみること、
無駄な努力もあるかもしれないが、
やってみようと思うこと、
それが一番学ぶべきことかもしれない。
何もなくなった、
と思えるときにだけ、
見つけられるものがある。
ホントに、とても、
不思議なことだけれど。
(参考)64(横山秀夫)
No.5824