自分は誰よりも仕合せだとか、
世の中でいちばん苦労したのは
自分だとかって、-
他人のことはわかりゃしない、
いくらひとの身になって考えたって、
その人の傷の痛さまでは
わかりゃしないでしょ。
(あんちゃん、山本周五郎)
あの人に比べて、
一生懸命がんばっている。
あるいは、
この人よりは
練習している時間が少ないのに、
結果は良かった。
価値観や目標しだいで、
比べるモノサシは色々ある。
いずれにしろ、そこには、
他人と比べることでしか、
安心したり、
がんばってみようと
いう気持ちになれない思考が、
共通している。
とは言っても、
比べたり、こうだと思っている他人は、
自分が勝手に思い込んでいるだけで、
分かっていない場合が多い。
それなのに、
必死に比べたり、
分かったつもりになっているから、
人間って面白い。
そして、
その中途半端な「知ってる」ことで、
しゃべったり、行動したりするから、
人間の中に問題が生まれるんだろう。
生きている間に、
物事について100%
知ることはできない。
謙虚に、
そう思っていた方が、
いいかもしれない。
(参考)あんちゃん(山本周五郎)
No.5836