自信って、一体何だろうな。…

自信って、一体何だろうな。
自分の能力が評価される、
自分の人柄が愛される、
自分の立場が誇れる –
そういうことだが、
それより、何より、肝心なのは、
自分で自分を「良し」と
納得することかもしれない。

「良し」の度が過ぎると、
ナルシシズムに陥り、
「良し」が足りないと
コンプレックスにさいなまれる。
だが、そんなに適量に
配合された人間がいるわけがなく、
たいていはうぬぼれたり、
いじけたり、
ぎくしゃくとみっともなく
日々を生きている。

(しゃべれどもしゃべれども、佐藤多佳子)

褒められるのは嬉しい。
それで自信も湧いてくる。

そして、
子どもの頃は、
それでもいい。

けれど、
大人になってからも、
そうだとすると、
振り回されることになる。

なかには、
機嫌のいい時には、
褒めるけれど、

そうでない時には、
褒めてくれない大人もいるから。

だからこそ、
子どもの頃には、
大人の言葉に
振り回されやすい。

大人になったら、
そうならないよう、
他人の評価を待ちながらも、
自分で、自分を「見る目」も
もつ必要があるんだよな。

(参考)しゃべれどもしゃべれども(佐藤多佳子)

No.5864


人生の短さについて(セネカ)

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