ごまかせないことがあるの。…

どうにもならないの。
化粧でごまかせることと、
ごまかせないことがあるの。

ないものを
あるようには見せられるけど、
あるものを
ないようには見せられないの。

(黒笑小説、東野圭吾)

世のなか、
ごまかせることは、
けっこうある。

言葉なんか、
その一つの例で、

知っていないのに、
知っているように
見せることなんか出来る。

また、
知らない人々の前で、
長々としゃべって、

さも、意味のあることを
しゃべっているように
見せかけることさえも出来る。

日本語というのは、
ある意味、便利だ。

謝る気持ちがなくても、
それにふさわしい言葉を使えば、
それが謝意を示したことになる。

逆に、
謝る気持ちはあっても、
言葉を間違えば、
謝意がない、
と決めつけられかねない。

化粧でも、礼儀でも、
やり方を知っている、知らないでは、
人に与える印象が変わってしまう。

その印象を大事にするか、
あきらめるか。

その思い次第で、
見せるために、
本当の努力をするか、
ごまかすか、
違ってくるんでしょうね。

(参考)黒笑小説(東野圭吾)

No.5882


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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