答えがすぐに
見つかるものなんて、
人生にはそんなに
たくさんないのよ。
(峠うどん物語、重松清)
1993年4月に結婚したので、
今年でちょうど20年になる。
よく続いているもんだ。
最初の娘、
長女が進学して
家を出て行き、
来年には、
次女も家を出て行く
ことだろう。
結婚したばかりの頃は、
なんていうか、
幸せな家庭像を描いていた
とは思うが、それほど
具体的なものがあったとは思えない。
その証拠に、いまいち、
よく覚えていないし。
だから、当時、
こんな家庭が欲しかったのかなぁ、
と自問してみても、答えは分からない。
ただ、
子供が巣立ちつつあり、
私自身がなすべきことを
それなりに分かっていて、
それを努力していることを
自覚するときに、
ああ、これでよかったんだな、
と思わされる。
もちろん、
うまくいってないこともある。
しかし、それは、
最終的な答えでなく、
いまの時点では
「そういうこと」
と思うようにしている。
そう思えないことも多いが。
答えは、進化していく。
そして、自分も進化していく。
それでいい。
(参考)峠うどん物語(重松清)
No.5908