才能には質があって、
一つしか出来ない才能もあれば、
あれもこれも可能な
多才の才能もあるのです。
どちらが純粋でどちらが不純、
どちらが本物でどちらが偽物など
決められないと思います。
(若き日に薔薇を摘め、瀬戸内寂聴)
才能は、結果的に
比べたり、競争したりする場面が
多くなるかもしれないけれど、
始めから、それしかないとすると、
才能を伸ばそうという気持ちを、
早々にあきらめてしまう可能性がある。
どうせ、勝てない。
どうせ、あの人と比べたら、
たいしたこと出来ない。
そう思い込んで、
自分を閉ざしてしまう。
10まで伸びることはないとしても、
7までは伸びるかもしれない才能を、
伸ばそうとしない。
その代わり、他のことを
伸ばそうとするならまだしも、
それもしないのは、
単なる怠慢だ。
人生、そういうことで、
いいことが起こるとは思えない。
(参考)若き日に薔薇を摘め(瀬戸内寂聴)
No.7119