病気はキライ。…

病気はキライ。
だけど涙と同情の押し売りは
もっとキライ。
バナナのたたき売りは許せるけどさ。
甘えはキライ。
美化もキライ。

だから闘病記がわたしはキライ。
言っとくけどね、
人はいつかは必ず死ぬのだからね。
だから生きている人は全員、
闘病していることになるんだよ。

(あなたにつながる記憶のすべて、小手鞠るい)

闘病記の本を
とやかく言うのは避けたい。

当人たちの体験について、
未体験の自分が
なにか言うのは難しすぎる。

きっと、
初めて読んだ闘病記みたいな本は、
乙武さんの「五体不満足」
だんたじゃないかと思います。

ベストセラーになっているせいか、
あるいは、誰かに薦められたかは、
よく覚えていない。

ただ、自分が読んだ後、
妻や子供にも「読んでみたら」
と言ったのは覚えている。

それ以降も、闘病記らしき本を
読んだときには、子供に、
「読んでみたら」と薦めた気がする。

下心としては、
「世の中、こんなふうにして苦労して
 がんばっている人もいるから、
 おまえも、しっかりしろ」
みたいな気持ちだったろう。

しかし、自分が、そういうふうに、
本を薦められたら、きっと、イヤだ。

そのことから考えるに、
説教代わりに読ませたり、
「売れる」ために、
闘病記が使われすぎるのは、
かえって逆効果だろうな。

(参考) あなたにつながる記憶のすべて(小手鞠るい)

No.7166


こころの処方箋(河合 隼雄)

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