人間を育てる最大のものは、…

人間を育てる最大のものは、
もしかすると
月日なのではないだろうか。
年月はごく自然に、特別に一円も
余分な授業料を払わなくても、
人生の細部を明るみに出してくれる。
それがたいていの人を賢くさえする。

年を取ってもまだ利己的で、
自分に関係のある小さなことにしか
興味のない人がいたら、
それは確かに年月が
その人を育てなかったのだが、
まあどんな場合にも例外はあるのだ。

(謝罪の時代、曽野綾子)

あと2週間もすれば、
新年度を迎える。

1年生は2年生に、
2年生は3年生になっていく…

去年の今頃は、
無理だと思っていたことが、

もしかしたら、
今年だったら出来るかもしれない、
なんて具合に、
状況が変わっていることもある。

ただ待っているだけでなく、
出来る限りのことをしていれば、

時間が過ぎていくうちに、
運と思えるようなことが
巡ってくることもあるのだ。

あとは、人間の決断だ。
その波に乗るか、二の足を踏むか。

がんばるべ。

(参考)謝罪の時代(曽野綾子)

No.7217


人生の短さについて(セネカ)

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