自分の置かれている境遇に…

自分の置かれている境遇に
耐えられそうにない時には、
誰か恨みや憎しみを
ぶつけられる相手がほしいものなのよ。

(秘密、東野圭吾)

一昨日から、
韓国の沖合で沈没した旅客船の
ニュースが盛んに報道されています。

このような時、あくまで、
他人に降りかかった災難なので、
わたしの性格上、
よーく考えないと、想像力が働かず、
被害に遭われた家族の気持ちが
見えてこない時があります。

それが、
このようなことに限らず、
ちょっとした風邪やケガでさえも、
自分や家族に
降りかかってきた場合には、
想像力を働かせるまでもなく、
「誰かのせいにしたくなる」
という勝手な性格でもあります。

きっと、できる限り、
心の平安をキープしていたいので、
それを乱すものを
追い出したくなるのでしょう。

誰かのせい、敵がいたほうが、
心のやり場ができるんですね。

でも、それが行き過ぎると、
かえって、行き場がないほど、
大きな憎しみになって、
自分が苦しむことになるから、
これまた大変です。

(参考)秘密(東野圭吾)

No.7249


置かれた場所で咲きなさい(渡辺 和子)

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