確かに、何も見ないで…

確かに、何も見ないで
走っているとき、その人は強いよ。
何も見えないという状態は、
走る人にとっては
望ましいことかもしれない。
特に、走りはじめたばかりの人…
つまり、その世界の新人には、
あたりを見まわしている
余裕なんかないから、
風景も眼に留めず
その世界を走り抜けることができる。

だから、新人は、
ある意味で強いわけだ。
しかし、やがて、その新人にだって、
風景が見えるときがやって来る。
その契機がどういうものかは
わからないけど、必ずやって来る。

(流星ひとつ、沢木耕太郎)

人間、どのくらい先まで見えるか、
見えているかによって、
判断も変わるし、人生も変わる。

見えることで
勢いよく進める人もいれば、

見えることで
二の足を踏んでしまう人もいる。

見た目に関係なく
初めてのものであっても、
食べてみようと思える
好奇心旺盛な人もいれば、

たとえ、
おいしいと分かっていても、
見た目だけで食べる気が
失せてしまう人もいる。

たった、これだけの違いでも、
味わえる人生は
異なってくるんだろうな。

(参考)流星ひとつ(沢木耕太郎)

No.7277


置かれた場所で咲きなさい(渡辺 和子)

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