どんなときでも、どんな場合でも、
人を羨んではいけない。
他人からは見えていないだけで、
誰にだって、程度の違いはあっても、
人にはいえない苦難や不幸
というものが必ずあるのだから。
(生きる力活かす力、佐々木正)
自分よりマシだ、
と思っていた相手の状況が、
後々になって、
「こりゃあ、大変だ。
まだ、自分のほうがマシだった」
と思い直すことがあるものです。
その反対に、
問題ないと思っていた自分の状況が、
他人と比べたら、
意外にも大変な状況だった、
と気づかされることもあります。
他人の見えている部分だけを
見るだけでは、やっぱり分からないし、
そこだけを見続けていると、
人間を浅くする気がします。
見えないことを
「見えている」と思うよりも、
「見えていない」と思っていたほうが
賢明なのでしょう。
(参考)生きる力活かす力(佐々木正)
No.7281