思い切って何かをしてみると、
その結果がどうあれ、
自分の中で変わることって
あると思う。
(スペードの3、朝井リョウ)
近道、近道と、
そればかり探していると、
目的地に早く着けるようで、
違うところに向かっている、
という場合があるように思います。
中2次女がやっている卓球で言えば、
勝つために変えられることは、
作戦、用具、技術と3つある。
一番手っ取り早いのは、
作戦を変えること。
練習はしてこなかったことでも、
その相手のためだけに
作戦を変えてみればいい。
小手先の手段みたいなものだが、
相手によっては効果のある場合もある。
しかし、かえってダメになって、
次に何をやっていいか
分からなくなることもある。
次に手っ取り早いのは、おそらく、
新発売された高性能の道具を買うこと。
それを手に入れただけで、自分が
強くなったような気がしてしまう。
しかし、新しい道具には、
それを使いこなすための能力が
ある程度必要だから、
勘違いしているだけの場合もある。
一番手間暇かかるのは、
技術を習得することだろう。
何度も失敗しながら、
自分にできるコツや方法を見つけ、
精度を高めていって初めて、
自分の技術となる。
すぐ変われることを
選んだほうがいい時もあれば、
あえて時間をかけて変わることを
選んだほういい時もある。
それは、どこまで成長したいか、
によるのだろう。
(参考)スペードの3(朝井リョウ)
No.7317