鈍行列車でもかまわない。
わたしはわたしの速度で行こう。
そのさきにはきっと
新しい、見たことのない景色が
広がっているはず。
(クラスメイツ、森絵都)
小学生の頃は、よくあった。
長距離でも、短距離でも、
走ると、わき腹が痛くなる、
あの感覚…
最近はないなぁ。
歳をとると
なくなるのか、
と考えかけたが、
そもそも、
そんなに走っていない。
全力疾走なんて
なおさらない。
運動会も、
マラソン大会も、
大嫌いだった。
わき腹が痛くなる、
その感覚もイヤだったけれど、
今思うと、
負けるのがイヤだったんだろうな。
当日だけ、いくら頑張って走っても、
ビリケツとか、その一つか二つ前。
当時の私に対して、今の私なら、
本を読んだり、ネットで検索して、
ちょっとは効果のあるトレーニングや、
走法を教えたいところだが、
それもかなわない。
経験を重ねれば、
自分のペースに合った、
生き方が見えてくるもんだな。
ただ、無駄に競争心だけが強いのは、
自分が自分に疲れるだけだが。
(参考)クラスメイツ(森絵都)
No.7352