目の前の風景がいつもと違う
っていうだけでもいいんだ。
いつもとは違う部屋で寝て、
いつもとは違う味付けの
ごはんを食べて、
いつもとは違う固さのベッドで寝て…
体験とか思い出とか
って大げさなものじゃなくても、
自分の生きている世界には、
いろんな風景がある
ってことを感じてくれれば、
それでいいと思うんだよなあ。
(ゼツメツ少年、重松清)
自分が選んだり、決めたりした
「いつもと違うシーン」は
ワクワクするけれど、
誰かに押しつけられたり、
災害のようにやってくる
「いつもと違うシーン」には、
逃げたくなったり、イライラしたり、
苦しくなったりするかもしれない。
けれど、
自分で選ぼうが、
成り行きにまかせようが、
必ず、いつもと違うことは起こる。
どうせ、起こるんだったら、
自分から、飛び込んでいった方が、
いくらかでも、それを
コントロールできる立場になりやすい。
待ってるだけじゃ
ダメなんだろうな。
(参考)ゼツメツ少年(重松清)
No.7353