いますぐ全てを決めなくても、
一つ一つやり遂げていけばいい。
焦らなくても、
もう何も逃げはしない。
全てを失えば、
後は得るものしか残っていない。
(M1、池井戸潤)
失いたくない、
奪われたくない、
と強く思っていても、
いざ失ってみれば、
意外と、あっさり
あきらめがついたりします。
やはり、
失うものが何もない、
というのは強いと思います。
相手にすれば、
ちょっと怖い…
けれども、
そうやって無我夢中で
がんばって何かを得ると、
また、それを守りたくなる、
失いたくなくなる、
そういうものでしょう。
その状態には、
守りたい強さと、
失いたくない弱さが
共存し始めます。
だから、
自分はもう十分強くなった、
と思うのは勝手ですが、
おそらく錯覚なのでしょう。
一から始めようとする時が、
最も強いのかもしれません。
(参考)M1(池井戸潤)
No.7431