ピクサーを特別足らしめているもの、
それは「問題は必ず起こる」
と思って仕事をしていることだ。
問題の多くは隠れて見えない。
それを明るみに出すことが
自分たちにとって
どれほど不快なことであっても、
その努力をする。
(ピクサー流創造するちから、エド・キャットムル)
問題というものは、
ある程度大きくなるまで、
気にならない。
気にならないということは、
問題がすでに発生していたとしても、
問題があると認識されないこと。
仮に認識されたとしても、
たいしたことないと判断されて、
おそらく、放っておかれるでしょう。
だから、人は、
問題の解決に出遅れてしまう。
そして、問題に気づいた時には、
その大きくなっている姿に驚いて、
「たいへんだー」と
騒ぐことになるんだろう。
できれば、
大きくなっている姿に
心が奪われすぎることなく、
ああ、これは今に
始まったことじゃないんだな、
と冷静になりたいもんです。
そう考えられた方が、
問題の本質を見えやすく
するでしょうから。
No.7430