仕事は、自分以外に…

仕事は、自分以外に
いろんな人が関わってきます。
最大限に頑張ったとしても、
相手の意向とズレが生じたり、
タイミングが少し違ったりすれば、
報われないことなんてざらです。

そうやって、仕事を通じて大人は
「頑張ったって
 報われないことはある」
と体得していくわけです。これは
決してネガティブなことではなくて、
いい意味での「いい加減さ」を
学んでいるということ。だって、
「なんでも報われるはず」って
頑張り続ける人生なんて
つらいじゃないですか。
自分の力だけでは
どうにもならないことがある
という現実を知ったら、
どんな状況にも対応しよう
とする柔軟性が育つはずです。

(大人はどうして働くの?、三浦しをん)

報われないことがある、っていうのは
悲しいことのように見えて
自分を楽にしてくれる現実。

「どうせ」という考え方に
なってしまえば、それは、
進歩を止めてしまうけれど、

そうじゃなくて、
「うまくいくかもしれない、
 けれど、ダメかもしれない」
どっちの可能性も前にして、
あとは、本当にやりたいことか。

ダメだったとしても、次も
またがんばってみたいか。

人間力が試されるのが、
報われない時なんだろう。

(参考) 大人はどうして働くの?(三浦しをん)

No.7498


置かれた場所で咲きなさい(渡辺 和子)

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