世界に、違いはないんだよ。
世界にいろんな人がいて、
いろんな事情があるってことを、
わたしが知らなかっただけ。
(明日の子供たち、有川浩)
いろんなことを
理解しているつもりでも、
当事者の一言を聞いたときに、
ああ、そんな感覚は
分からなかったなぁ、
と気づかされることがあります。
不幸な経験もそうですが、
幸せな経験もそんな気がします。
逆に、当事者から
大げさな話を聞いて、
勘違いしてしまうことも
ありえるように思います。
それは、その時には
分かりようがありませんが、
後になって、
だよな、大げさに言われてたな、
と思わされるのです。
それは、同情を得るとか、
関心を向けてもらうとかの目的が
あるときに、そうなるのでしょう。
ただ、そういう欲求が湧く
くらいの事情とか
人間性の人だったんだな、
と分かることもあります。
事情の大小に加えて、
人間性というか
許容できる器の大小も、
人にはありますから、
いろんな反応を見て学べます。
人は、学びの宝庫ですね。
(参考)明日の子供たち(有川浩)
No.7538