あなたが信じるものを、
誰かに決めさせてはいけないわ。
(サラバ!、西加奈子)
信じるというのは、
おそらく終わりのないこと
かもしれない。
終わりがないということは、
始まりもないことで、
「今日から」信じるとか、
「今日から」信じないとか、
そんな次元のことじゃない。
初対面の人を
信じられるというのは、
そこで始まったというより、
信じられる自分に育ってきたから
信じられることだと思う。
おそらく、自分の中に
プログラミングみたいなものがあって
(価値観とか人生観とか)
こういう人だったら信じよう、
という方針が決まっているのだと思う。
うまい話とか詐欺に遭う時には、
その人を信じたというよりも、
そういう話を本当だと
思いたい、信じたいプログラミングを
自分が持っているのかもしれない。
だから、信じるというのは、
今日明日ですぐ生まれるものでなく、
価値観とか人生観とかで
自分の中にプログラミングされている。
(それを少しずつ育てている)
そう思っていた方が、
すんなり理解できる気がした。
果たして、自分は、
何を信じるように
プログラミングされているのか。
(参考)サラバ!(西加奈子)
No.7548