過去は過ぎ去る。だから
怖れだっていつか消えるはず。
(ほんとうの花を見せにきた、桜庭一樹)
何かにつけ敏感な人でも、
次の出来事が起こると、
それまでの感情が吹き飛ばされて、
新しい出来事への感情が
生まれます。
だから、
相談にのってあげていた人は、
「えーーーっ! もう終わったの?」
みたいな感覚になることでしょう。
コロコロと移り変わる景色のように
そういう人に付き合わされる人は、
ずーっと見ていると
驚かされます。
そこで、距離を置いて、
そちらを見ないでいる時間を
少し作ってみてから、
再び見てみると、
それほど変わらない景色であることに
気づかされます。
渦中にいる時には、
気づかないけれど、
たいしたことないのです。
一つ一つの出来事は、
それほどたいしたことない
というのが事実かもしれません。
振り回されるかどうかだけで、
その重大性が変わるのでしょう。
No.7550