ちゃんと耳を澄まして、
神さまの声を聞き取らなきゃいけない
って言われました。
神さまの声が聞こえなくなるのは、
神さまがいなくなったんじゃなくて、
その人の耳が聞き取れなく
なっただけなんだそうです。
神さまの声は小さな小さなものだから、
欲が深くても意地が悪くても
威張り散らしても、
すぐに聞こえなくなるんだとか。
(かわうそ お江戸恋語り。、あさのあつこ)
大切ことだから、
大声で知らせてもらえる
とは限らない。
仮に、大声で言われたとしても、
こちら側に真面目な関心がなければ、
知らされたこと自体が意味なくなる。
情報が絶え間なく
降り注いでくる現代では、
捨てる情報と拾う情報の区分を
ハッキリ持っていないと、
自分が埋もれてしまうことを感じます。
聞く耳を持ち続けるってことは、
今の時代、たいへんなことです。
No.7570