人がそれぞれ得意なことをやって、…

人がそれぞれ得意なことをやって、
他者の願望をかなえながら
暮らしているわけで、
われわれも役に立てる何かを
持っていればこそ、
この社会の一員となれる。

何の武器も持たずに
自分を評価してほしいと言っても、
それだけで社会は
あなたを評価することはない。
その存在をほぼ無条件で
認める人は家族しかいないが、
それとて家族内での役割を
果たす必要がある。

(「ちょっと尊敬」される人になる本、齋藤孝)

好かれない、
自分の居場所がない、
愛されていない気がする…

このような言葉は、
なかなか理解が難しいと感じる。

心の中のモヤモヤ感を
そのような言葉を使って
なんとなく言っているだけなら、
まだ救いようもあるが、

本気でそう思っているとしたら、
少し考えることがあるような気がする。

好かれない?
自分は誰かを好きになっているかな。

自分の居場所がない?
誰かの役に立つための場所を
自分でつくろうとしているかな。

愛されていない?
自分のことだけを考えてくれる人を
探しているのかな。

自分の願い通りの結果、
思い通りの「人からの反応」は、
なかなか得られるものではない。

それでも、いくらかは、
それに近いものが得られる。
それに感謝して生きていくのが、
たぶん、幸せでいられる秘訣かな。

(参考)「ちょっと尊敬」される人になる本(齋藤孝)

No.7636


モモ(ミヒャエル・エンデ)

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