どんな出来事も、…

どんな出来事も、
起こった時にはレッテルを
貼られているわけじゃないので、

それを幸運にするのも不運にするのも
受け取り手次第なんですよね。

(洋子さんの本棚、小川洋子)

「この人は、愛される人だね」
と思わされる人がいるものです。

これは、
きれいな美人さんとか、
いい人の振りがうまい人とか、
世渡り上手な人とは違うタイプです。

なんていうか、
嫌われたり、憎まれる要素が、
見当たらない人…

下手すると、
人に利用されかねない要素も
持っているのですが、

その人のために
ひと肌脱いで守ろうという人が
まわりにちゃんといるので、
(嫌われ役も買って出る)
変なトラブルにも
あまり巻き込まれない。

そして、一番は、
たとえ嫌なことが起きても、
本人のなかで、それがそれほど
「嫌な記憶」として残らないので、
たいていの場合が「機嫌が良い」。

そうなれば、やはり
「愛されて不思議でない」わけです。

これは、真似をして
出来るものでないようです。

もちろん、人ですから
欠点もあるでしょうが、
積み重ねてきた人生と思考が、
つくり上げたものは、
柔らかく、かつ、強いのです。

(参考)洋子さんの本棚(小川洋子)

No.7642


人生の短さについて(セネカ)

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