どんな場所でもオドオド
しないようになった自分を見て、
「大人になるって、
ラクになるってことなのね」
とも思います。
人生で様々な場数を踏んだからこそ、
どこにでも平気でいられるように
なったのだ、と。
(中年だって生きている、酒井順子)
同著には、こんな言葉もあります。
人生に欠落感を覚えている人ほど、
激しく老化に抗うのはないかと思う。
…
「安心して老けられる」ということは、
今や本当に幸福な人のみに
与えられた特権です。
…
日本人はまた、
潔く身を引くことをよし
とする国民です。
大相撲の横綱は、
ほんの少し衰えが見えたら、
もう引退。
だからこそ、
もう肉体が崩れてきているのに
お色気の土俵からおりない中年女は、
眉をひそめられます。
この時に漂う「不潔感」とはすなわち、
「清潔ではない」ということではなく、
「潔くない」ということなのだと思う。
ここ数日の大雨のニュース、
自然には逆らえないと
改めて思います。
老いていくのも、
逆らえない法則です。
今ある能力を
どこで誰に活かせるか。
それを考えるのと、
どうしたら老けて見えないかに
心と時間とお金を注ぐことと、
生き方はいろいろあります。
(参考)中年だって生きている(酒井順子)
No.7669