人生にはピークがあって、…

わたしはずっと、
人生にはピークがあって、
加齢とともに坂を下っていくものだ
とばかり思っていた。
けれど最近では思うのだ。
生きていくことは、
ゆっくりゆっくり、自分の花を
咲かせていくことなのではないか。

ピークも下りもない、
私たちはその花の
いちばんうつくしいときに向かって
歩いているのではないか。
そうしていのちの最後に、
わたしたちは
だれもが自分の花を、
存分に咲かし切るのだ。

(おまえじゃなきゃだめなんだ、角田光代)

ここで終わりと思って、
何もしなくなったら、
いつでも人生は「終わる」

たとえ、人生に、
まだ50年が残っていたとしても、
明日には、大きなチャンスが
くるとしても、だ。

残念ながら、
明日大きなチャンスがくることは、
今日の時点で分かることはない。

明日何かしら不幸が起こる場合も、
私らには分からない。

ただただ、今日1日、
生きぬくことしかできない。
それが出来れば上出来だ。
自分の「完成」に近づける。

(参考)おまえじゃなきゃだめなんだ(角田光代)

No.7668


人生の短さについて(セネカ)

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