目に見えるものは、いつも
ほかのなにかを隠している
(兄と弟、あるいは書物と燃える石、長野まゆみ)
FacebookやLINEなどの
SNSばかりを見ていて、
いつも幸福感を感じられる人は、
どれだけいるんだろうか?
と考えてしまう。
正直、私の場合はダメだ。
もともとのコンプレックス持ちのせいなのか、
Facebookを見る時間が多くなると、
自分に「ないもの」「不足しているもの」ばかりが
心に思い浮かぶようになり、
他人の「持っているもの」「経験」が、
うらやましい気持ちになってしまう。
ささやかかもしれないが、
自分が持っているものを感謝したり、
それを楽しむ気持ちを失うと、
「幸福感」も薄まってくる。
賢明な知人のなかには、
Facebookへ登場する時間が
圧倒的に少なくなった人もいるように思われる。
こちらの「見方」が未熟なせいもあるのだろう。
SNSに限らず、テレビでも雑誌でも、
「見せる」ためのメディアにハマってしまうと、
それに振りまわされる弱い部分があるんだろうな。