恋の始まり

唯川恵,いい言葉

恋の始まりをつまずかせるものの中に「慎重」がある。それも、年を取れば取るほど、その度合いは深くなる。
もう失敗はしたくない。傷つけられるのもごめん。今度、恋愛するなら、私を心から愛してくれ、できれば人生を一緒に歩んでゆけるような相手としたい。
当然でしょう。
でも「これは本物の恋愛となりうるか」を大前提に相手を見ると、不安や疑問ばかりが先に立ち、身動きできなくなってしまう。…
男の方も同じような思いでいたら、当然のことながら、始まるものも始まらないだろう。…
恋愛にはやはり、情熱が必要なのね。

(恋するチカラ―恋なんて、少し不幸ぐらいがちょうどいい、唯川恵)

誰でも、傷つくことは、遠慮したい。
でも、傷つくことなしに、
自分の身につかない「目」もある。
少し、どうなってもいい、って開き直りが大切だ。


こころの処方箋(河合 隼雄)

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