ぼくたちは往々にして、
子どもに120点の満足を求めようとする。
でも、ほんとうは、子どもがそこにいるだけで、
親はじゅうぶんに満足しなければならない。
いるだけで、幸せな存在なんだ、
それだけでいいんだということを、
ぼくたち親は、たまには思い出さなきゃならない。
(みんなのなやみ2、重松清)
残念ながら、私たちは、
他人の状況(持ち物)と比べて少しはマシだから、
ありがたいことだなと気づかされることが多い。
そういうことの繰り返しだとしても、
それを失ってしまう前に、いつかは、
自分への贈り物として感謝できるようになりたい。