わたしは生涯をかけて


わたしは生涯をかけても、
わたしの心にかかっているすべての人々の要求を
満たしてあげることはできない。

(アン・モロゥ・リンドバーグ)

有名な飛行家チャールズ・リンドバーグと結婚し、
自らも、米国の女性初の、プロペラ機の
ライセンスも取得したこの女性の心には、

空へ飛び立つだけでは満足しない、
きっと、多くの好奇心があったに違いない。

だから、この言葉は、自分の非力さを
嘆いているわけではないだろう。

自分の願いを叶えたように、
できれば、周りの人々の願いも
叶えてあげたい彼女の気持ちが見えてくる。

ただ、それには、限界があると。

同時に、叶えてあげるよりも、
本人が叶えられるよう、導くことの大切さ。

私たちは、知らず知らずのうちに、
人を信頼せず、人を成長させるために、
人にまかせるべきものを自分でやりすぎて、
人を成長させることを忘れ、
また自分自身を必要以上に
忙しくしていることがある。

あるいは、自分の子供や他人を
自分の思い通りにしようと
思っていたりもする…

最初はうまくいかないかもしれないけど、
その人が成長すれば、その人の喜びにもなるし、
自分がやれることも増える…

速くうまくいくようにするよりも、
そんなプロセスを味わわせることも、人生だと思う。

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