人がそれぞれ違うこと

親は、子どもに、
友だちと同じである必要はない
と言ってやりましょう。

人がそれぞれ違うことは
大切なことだということを、
子どもにぜひ教えてあげてください。

(子どもが育つ魔法の言葉、ドロシー・ロー・ノルト)

人と違うことは、
実際、勇気のいることでしょう。

また、人が持っているものを、
自分も欲しがらないでいることも、
場合によっては、勇気のいることでしょう。

人と同じでいることは、
何かしらの安心感をもたらしてくれるからです。
所属感、連帯感、一致感…

娘たちが幼った頃、長女は、
お手伝いアルバイトで貯めたお金を、
友だちの誰かが持っているものと同じモノを
買うために、使いました。

次女は、最初は、そんな姉を真似て、
姉の持っているモノと同じものを
いつも買っていました。
ところが、しだいに、変化が起きてきました。

長女は、同じ部類だとしても、
友だちとは違うものを探し始め、
次女は、姉と同じものを買わなくなり、
好きなお菓子を買うようになりました。
2人とも、真似ること以外の、
自分の楽しみを見つけました。

世の人々が、
真似ることだけに心をうばわれると、
「消費戦争」に巻き込まれます。
たぶん、それは、自分の選択でなく、
他人に目標を決められている状態です。


人生の短さについて(セネカ)

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