舌が語り、ペンがつづる
悲しい言葉の中で、
最も悲しい言葉はこうだ。
「こうであったらよかったのに。」
(ジョン・グリーンリーフ・ウィッティア)
自分の望まない結果が
訪れたとしても、
それに対して精一杯行動していれば、
あまり悔やまないで済むかもしれない。
でも、悔やむ心が
ゼロになるとは言い切れない。
やり切った感は、
結果がともなわなければ、
やはり、間違っていたんじゃないか、
という感情に置き換わることもあるから。
ただ、「あの時に、ああしていれば…」
という感情は、正しくない場合もあるように思う。
行った瞬間や、
言ってしまったその時だけが
問題なのではない。
それ以前の積み重ねが、
そういう行動や言動を生んだだけ。
その悔やまれる一瞬だけを問題視して、
改めようとするのは、正解でないだろう。