神は、人生の12月に
6月のばらを咲かせることができるよう、
思い出を与えられた。
(ジェームズ・バリー、スコットランド詩人)
「あの頃は、よかった」と
思い出にすがることだけは、
好きではない。
言うとしたら、あの時頑張れたから、
あの時こんな雰囲気を作れたから、
今も出来るはずと、
あきらめかけた心を
励ますこと。そのために
「思い出」があるなら、大賛成だ。
人生が冬でも、
思い出を頼りに力を取り戻せるなら、
夏の暑さを再現できるかもしれない。
私は、この詩を初めて読んだ時、
「思いを与えられた」と誤読した。
そっかぁ、「思い」だけで、
人生は変わるよな、と思った。
そういう理解も悪くない。